かんた

先輩、看護師ってぶっちゃけ給料安いですよね!

銭ナース

夜勤やっててこれはやるせないな。

かんた

看護師ってそもそも億万長者になれますか?

銭ナース

できるか確かめるために一回計算してみよか

看護師が「資産1億円」を目指せるのでしょうか。

周りの看護師がいくら持っているかは知りません。「貯金なんぼある?」なんて、さすがに聞きにくい。ただ、独身で生活費を抑えている人なら、十分な資産を築いていても不思議ではありません。

問題は、僕のように子どもが3人いる場合です。

今回は年収600万円の看護師が、給与を原資に資産1億円を築けるのか、数字で確かめます。

銭ナースの実情を踏まえたリアルな資産1億円計算はこちら

月5万円の貯金だけなら、1億円まで約167年

試算の条件は次のとおりです。

  • 現在の金融資産は0円
  • 毎月5万円を積み立てる
  • ボーナスからの追加投資はしない
  • 配偶者の収入や相続は含めない
  • 積立額を変えず、途中で取り崩さない

月5万円は年間60万円。額面年収600万円の10%ですが、**この年収なら必ず確保できる金額という意味ではありません。**生活費や教育費を払ったうえで、積み立てられた場合の仮定です。

利息を考えずに貯めると、

1億円÷60万円=約166.7年。

かんた

な…長すぎる。おじいちゃん通り越してる。

30歳から始めても、到達は196歳ごろ。月5万円の貯金だけで1億円を築くのは、現実的ではありません。

子ども3人では「月5万円の確保」が難しい

そもそも、毎月5万円を残すこと自体が簡単ではありません。

文部科学省「令和5年度 子供の学習費調査」の訂正版では、幼稚園から高校まで、すべて公立に通った場合の学習費総額は1人約614万円。3人なら単純計算で約1,842万円です。大学費用は含まれていません。(mext.go.jp)

これは調査時点の平均を基にした目安で、各家庭の実際の支出とは異なります。それでも、教育費以外に食費や住宅費も必要だと考えると、負担の大きさは分かります。

独身の看護師と子ども3人の看護師では、同じ年収でも残せるお金は違う。

大切なのは年収の数字だけでなく、家族の生活を守りながら、毎月いくら積み立てられるかです。

積立投資なら、1億円は数学上目指せる

では、給与から積立投資をした場合はどうでしょうか。

月5万円を、一定の利回りで運用できたと仮定すると、1億円までの期間はこうなります。

想定年率1億円までの期間
0%約166.7年
3%約59.8年
5%約44.8年

年5%なら、30歳から始めて75歳前後です。

数学上は届きます。ただし、約45年間、教育費が増える時期も積み立てを続け、退職後も同額を確保する必要があります。

銭ナース

計算上できるのと、実際の家計では全然話が違うで

金融庁も、長期投資による複利の効果を説明する一方、株式や投資信託には元本割れのおそれがあるとしています。年5%は約束された収益ではありません。(fsa.go.jp)

毎月使えるお金が増えると、何年短縮できる?

ここで考えたいのが、収入を増やすことです。

昇給や転職などで増えたお金を、そのまま積み立てに回せたらどうなるでしょうか。

下の表の「増額」は、額面給与の増加ではなく、税金・社会保険料などを差し引いた後、追加で積み立てられる金額を指します。

毎月の増額月の積立額年率0%年率3%年率5%
なし5万円166.7年59.8年44.8年
+1万円6万円138.9年54.8年41.5年
+3万円8万円104.2年47.3年36.6年
+5万円10万円83.3年41.8年32.9年
+10万円15万円55.6年32.7年26.6年

年5%の想定では、月1万円増やすだけでも約3.2年短縮できます。月5万円増やせれば約11.9年、月10万円なら約18.1年です。

月15万円を積み立てるケースなら、30歳から始めて57歳前後で到達する計算になります。

もちろん、子ども3人を育てながら月15万円を確保するのは簡単ではありません。それでも、積立額を増やす効果は数字にはっきり表れています。

下のグラフを見てもらうと毎月の積立額による1億円までの時間がよくわかります。

30年後には、どれだけ差がつく?

年5%の想定で30年間積み立てた場合も比べてみます。

月の積立額30年後の資産額
5万円約4,161万円
6万円約4,994万円
8万円約6,658万円
10万円約8,323万円
15万円約1億2,484万円

月5万円と月8万円では、毎月の差は3万円。それが30年後には約2,497万円の差になります。

投資商品を探すことだけでなく、毎月の積立額をどう増やすかを考える意味は、ここにあります。

銭ナース

積み立てをふやせば、資産は加速度的に増えるで

僕が注力したいのは、収入を増やすこと

通信費や保険など、固定費の見直しは大切です。

ただ、子ども3人の家庭に「あと月10万円節約して」と言われても、無理がある。食事も必要だし、旅行にも行きたい。子どもが小さい時期の経験まで削るのは、僕が目指す生活とは違います。

だから僕は、節約に加えて、収入を増やすことに注力したい。

今の職場で昇給を目指す。条件を比較して転職を考える。経験を生かせる役職や働き方を探す。給与だけで足りなければ、副収入も選択肢に入れる。

ただし、副収入を使うなら、そこからは「給料だけ」という条件を広げた作戦です。また、収入を増やすために健康や家族との時間を失っては本末転倒。増収額と負担はセットで考えます。

足りない分を高い利回りで一気に埋めようとするより、**自分が続けられる範囲で、積み立てるお金を増やす。**僕はこの方向で取り組みたいと思っています。

まとめ

今回の条件では、月5万円・年5%で1億円まで約44.8年。月10万円なら約32.9年、月15万円なら約26.6年でした。

看護師でも、給与を原資に1億円を目指すことは数学上可能です。ただ、年収600万円で子ども3人を育てながら実現できるかは、積立余力と継続できる期間にかかっています。

「看護師やから無理」で終わる前に、まず家計を確認する。そのうえで、月1万円でも積立余力を増やす方法を考える。

僕が目指したいのは、家族との今を楽しみながら、将来の選択肢も増やしていくことです。

かんた

先輩、ぼくも投資して副業して1億円目指します!

銭ナース

若いうちからはじめるほど有利やで。

がんばろな!

かんた

ぼくも先輩みたいにお金持ちになります!

※試算は毎月末に積み立て、年率を12で割った月利で複利計算した概算です。税金・手数料・インフレ・途中の取り崩しは考慮していません。将来の運用成果を保証するものではなく、将来の1億円の購買力も現在とは異なります。